プロゴルフトレーナーの仕事内容とは?

こんにちは!プロスポーツトレーナー協会 プロサービスの大塚勇輔です。

今回のブログでは「プロゴルファーのトレーナーのお仕事内容」をご紹介します!

 

選手をサポートするトレーナーの最大の目的は「プロ選手のコンディションを整えパフォーマンス(競技能力)を向上させる」事です。我々はこの目的を遂行する為にプロ選手に様々なサポートを行います。

 

それでは「トレーナーの日常」を具体的にご紹介いたします。

※鍋谷太一プロ(手前)とPSTAマスタートレーナーの大坂武史先生(奥)

トレーナーの一日は早朝より始まります。

 

プロゴルファーはスタートの約1.5~2時間前にウォーミングアップを開始します。ウォーミングアップの方法はトレーナーにより異なりますが今回は当協会が実行している方法をご紹介致します。

 

場所は男子ツアーの場合は浴室でウォーミングアップやケアを行います。

まず痛みや違和感がないかをチェックし該当するようであれば施術を開始します。

 

特に気になるポイントがない場合には可動域拡大を目的とした15分程度の下半身及び体幹・上肢のパートナーストレッチを行います。

 

その後自身で動かすウォーミングアップを15分程行いトータル30分でウォーミングアップが終了となります。

 

ここでスタート1時間前となり選手は打球練習を始めます。

※小池一平プロ(左)とPSTA公認トレーナーの神山和弘先生(右)

打球練習場では選手の動きのチェックを行います。

我々はコーチではないのスイングの技術面に対してのアドバイスは行いませんが痛めている部位がある場合にはその部位のチェックや負担のかからない打ち方をアドバイスを行います。

練習を開始してから違和感や痛みがある場合には症状を改善する為の処置を行う事もあります。約3、40分の打球練習が終了するとスタートまでの残り時間はアプローチ・パターの練習を行います。

 

このようにコース到着から約1.5~2時間後ラウンドスタートとなります。

ラウンドが終了すると選手はアフターの練習を行います。打球練習・アプローチ・パター、本日のラウンドで気になったポイントを確認・修正を行います。選手によってアフター練習だけで2時間以上する方もいらっしゃいます。

 

アフター練習が終わると蓄積した疲労を回復させる為の「体のケア」を行います。ストレッチやマッサージを1時間程度行います。また痛みがある場合には入念に施術を行い翌日に備えます。

 

いかがでしたでしょうか。トレーナーはプロに対してこのようなスケジュールでサポートを行っております。男子ツアーにおいても秋になれば12週連続で試合が開催され終盤では賞金も高額になります。この際にコンディションを良好に保つ事が成績に直結する為に選手はトレーナーを帯同させるのです。

 

プロゴルフ選手のトレーナーは朝が早く業務終了も遅くなりますが選手が好成績を残すと他にはない「やりがい」もあり大変楽しい仕事です。選手から求められる事を最大限答えれるように日々勉強が必要です。今シーズンも選手に貢献できますよう努めていきます。

 

PSTAマスタートレーナー 大塚 勇輔

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